活動内容

人材育成プロジェクトの推進

歴史ある木の街・木場に蓄積された知識・知恵を開放し、現代に即した “新たなる木の文化の担い手”を育成する場として、若手建築家・デザイナーを対象とした「建築家育成講座」、および組合員後継者・社員等を対象とした「後継者育成講座」 を開講しています。

① 建築家育成講座

木を使って魅力的な建築を生み出している建築家やデザイナー、職人を講師に招き、若手建築家を対象に年4回程度のコースを設定。現地・現場見学会を必ず実施することで、 座学だけでは習得できない活きた知識の獲得を目指しています。

「建築家育成講座」プログラム

② 後継者・社員建築講座

組合員後継者や各社社員のコミュニケーション活性化と日本の建築に対しての意識向上を図るため、月1回「日本建築の歴史と工法」をテーマに定例講座を開催。街歩き・建物見学など、実物を題材とした学習や意見交換により知識や見識を深め、木材を商いとする者としての能力向上を目指しています。
また、JIA建築セミナーなど、若手建築家が多数参加する外部セミナーの受講補助を行うなど、外部講座への参加も積極的にサポートしています。

「後継者育成講座」プログラム

ネットワークの構築・強化

建築家、デザイナー、施工者、職方、木材業者など、木に関わるさまざまな職能を結ぶ、信頼できるネットワークの構築・強化を図っています。立場を超えた人々がお互いの専門知識を持ち寄り、意見交換の中で木への見識をより深め、それぞれの仕事に役立てていく。こうした密度の濃い結びつきこそが、これまで日本が育んできた木の文化を未来へと継承発展させる推進力となると考えるからです。
その拠点となるのは、東京・東陽町に位置する「東京原木会館・ウエストウイング」です。「木族Networks」の名にふさわしく、内外装にふんだんに無垢材が使われたこの空間は、人材育成講座の会場としてはもちろん、 “木の文化を醸造するサロン”としてメンバーに随時開放されています。

活動拠点

シンポジウム・講演会の開催

「木族Networks」では、木の魅力を建築家やデザイナーなどクリエイターや学生など若者たちに幅広く発信するために、年に一度、木をテーマとする300人規模のシンポジウムを開催する他、100人規模の講演会も適宜開催しています。木によって革新的な環境・建築・空間を創出するクリエイター、伝統技術の継承発展に尽力する職方など、木のスペシャリストを講師に招き、その作品コンセプトと制作過程を開示していただくことで、現代に機能する新たな木の魅力を発見するきっかけとすることがその目的です。
また、ここでの出会いが、「建築講座」の講師として、あるいはメンバーとして参加いただけるきっかけとなるなど、ネットワーク拡充にも大きな役割を果たしています。

「シンポジウム」開催実績
「講演会」開催実績

イベントへの出展・区民講座の開講

「木族Networks」では、クリエイターだけでなく、木を使った空間のエンドユーザーとも言える一般の人々に向けて、木と触れあう機会を増やし、その魅力を体験し、木への理解をより深めてもらえるよう、木材団体や自治体などが主催する各種イベントへの参加や区民講座の開講なども積極的に行っています。最終消費者・空間利用者からプロフェッショナルまでをつなぐネットワークの構築が、木の文化の進化に不可欠だと考えるからです。

「木と暮しのふれあい展」参加実績
「江東区民のための木材建築講座」プログラム

出版物の制作・配布

「木族Networks」では、各シンポジウムの内容をまとめた小冊子に加え、講演会記録や「木と暮らしのふれあい展」展示補助資料など多くの冊子を出版しています。

出版物のご紹介

「東京原木ライブラリー・上村メモリアル」の公開・活用

東京・東陽町の「東京原木会館・ウエストウイング」には、木材工業に対するさまざまな文献を集めたライブラリーを併設しています。これは、旧農林省林業試験場長、(財)日本住宅・木材技術センター理事長を歴任した故・上村武氏の蔵書を継承発展させたもので、出版物・学協会誌を中心とする4284点の貴重な資料を保存し、誰にでも閲覧可能な状態で公開しています。

「東京原木ライブラリー・上村メモリアル」